< 当記事をご覧の方へ >
しつこいようですが、いい写真が少ないです。
絶景だったのに、スミマセン…
中編はコチラ
ゴソゴソ
ゴソゴソゴソゴソ
…
…
おかしい…
ポケットに入れたはずなのに…
どんどん明るくなっていく空に焦りを覚えます。
ここで先ほどの単独の方が初日の出も見ずに下りてきます。
さっきは風でオイラの声が聞こえなかっただけでしょう!
「おはようございます!」と挨拶をするも返してもらえず…。
もしかしたら、返してもらってたのかもしれません。
風が強くて聞き取りが難しい状態でしたので。(^_^;)
…と、それは置いといて
バッテリーですよ!バッテリー!!
ホントどこ行った~?!
オーバーグローブを着けたままだと、サッパリ分かりません。
インナーグローブだけになり、ゴソゴソのゴソゴソゴソ。
やっぱりないぃ!。・゜・(/Д`)・゜・。
「何してんの?」
追いついてきたトータスに事情を話すと
「ポケットに入れてたでしょ?」
甲斐駒の方に目をやると…赤く燃えるようなシルエット!
撮りたい!撮りたいのに…
いくら捜してもないものはないのです。
諦めて山頂へ向かいます。
ここから先の写真は全てトータス撮影です。余裕がないのでカメラの調整もほとんどせず、正面のものしか撮影してない感じですw
諦めて歩きます…
余談ですが、このときインナーグローブだけでしばらくの間、あちこちゴソゴソしていたので、寒風にやられ、指先がかなり荒れてしまいました。
最近、手荒れがひどかったこともありまして。
指先荒れまくりの指紋判別がしづらい状態…
ということはですね!
幼き日の夢!
オイラの小学校の卒業文集!!

『僕の夢は泥棒になることです。』
を叶えるときが!щ(゚Д゚щ)
小学生の時、推理小説『アルセーヌ・ルパン』のシリーズを読んで、メッチャ憧れてたんです。卒業文集にこんなこと書いてアホですね…(^_^;)
大人になってからはですね。『カリオストロの城』のルパン三世のように可憐な乙女のハートを狙い撃ちな恋泥棒を目指してたんですけどね。
そんな才能も出会いもない現実を知りましたありがとうございました。(棒読み)
< 閑話休題 >
小仙丈の山頂には、オイラとトータス以外、誰もいません。
大勢でワイワイ初日の出を待つ感じだと思ってたんですけど…。
ポツンと二人ぼっち
強風吹き荒れる中、初日の出を待ちます。初日の出が昇ってきたら、やろうと思っていたことがひとつ。
『明けまして逆立ちでございます!』
この日のために逆立ちを練習してきたのです。
やりすぎて、年末に軽く肉離れしました。(^_^;)
しかし、この強風でそんなことをしたら、正月の凧揚げ宜しく、オイラのカラダが空高く宙を舞うような気がします。断念して、とりあえず普通にジャンプ!
新年初跳び~☆
は~やく コイコイ 初日の出~♪
独りで山頂をウロチョロ。
あと10分、15分もすれば出てくるでしょう。
富士山のシルエットもくっきりしてきました♪
仙丈ケ岳に向かって、歩き始めてもいい頃合かな~?
よし!
行こうぜ トータス!
GOGO!!
…
…
あれ?
どうした トータス??
棒立ちのまま身動きもせず、お地蔵さんのように固まっているトータス。
バッテリー切れでトータスを撮れませんでした。
「限界…」
ほへ?
「足の感覚が…」
ありゃりゃ
やっぱ濡らしちゃったからかねー
冷え切っちゃったんか
「わからんけど…これ以上行くと帰れない自信がある」
歯の根が微妙に噛み合っていないトータス。
仙丈ケ岳の山頂までは、あと1時間程度の距離。
チラッと仙丈ケ岳に目をやります。
(この時、仙丈の山頂にはatsu510さんがいたそうです。)
参照 『海男、日本百名山に挑戦! Vol.2』
よし!下りよう!
トータスの頭上に瞬く死兆星が本当に堕ちてくる前に下山決定です。
本当に歩けなくなったらシャレにならんので。
バイバイ 仙丈ケ岳
戻ると決めたら、すばやく行動☆
トータスを置き去りにする勢いで下山開始!
(それじゃ意味がないw)
「tabibitoー!!」
ガガーっと下り始めたところ、後ろからトータスの呼ぶ声が。
ん? どうしたー?
と、振り向いたところ
瀕死のトータス オイラに代わり、任務遂行中w
今年もやっぱり晴れオトコ☆
ゆく年くる年 絶好調!!! щ(゚Д゚щ)
うはは!
脳内BGMは、大橋卓弥の『はじまりの歌』で決まり!!
のはずだったんですけどね…
オイラのカメラはバッテリー切れ!
絶景写真に合わせて歌えない!!
無念の極みデス…(T_T)
風のない樹林帯まで下りて、ひと休み。木々の隙間から見える甲斐駒を眺めながら、テルモスに入っている熱々のお湯でコーヒーを点てます。
「フォォ う、うまい…生き返るぅぅ」
顔面蒼白のトータスの顔に精気が戻ってきます。
単なるインスタントコーヒーが高級ホテルのラウンジで飲むブルーマウンテンより美味しく感じるこの現実。
今回の格言
『最高のスパイスは極限の環境にあり』
空腹なだけでは、まだ足りない!w
「オレのせいですまんね…」
トータスがポツンと一言。
わはは!
また来ればいいじゃん。
何回でも来たい山なんだしさー♪
さあ、帰ろー
ガシガシ下っていくと、たくさんの人とすれ違います。
明けましておめでとうございまーす♪
笑顔の皆さんと挨拶や小話をしながら下っていきます。
小仙丈の状態をたくさんの人に尋ねられました。
その中の一人、単独の男性に声をかけられます。
「初日の出は見ましたか?」
見ましたよー!
いい日の出を見れました♪
「そうですか!うらやましいなー!」
何気なく立ち止まって、お話をします。
「昨年…あ、年が変わったから一昨年か。妻が『病気が治ったら、二人で仙丈ケ岳の初日の出を見に行こうね!』って言ってたんですけどね。一昨年の暮れは、いろいろバタバタしてて来れなかったんで、今年は…と思って二人で来たんですよ。」
ザックに括り付けた巾着の中の遺影を指差し、寂しげな笑顔を見せる男性。
「長衛荘に泊まってたんですけど、風邪ひいちゃって早起きできなくてw とりあえず、元旦の仙丈ケ岳で妻(遺影)と一緒に写真を撮ろうと思って来たんですよ。ずっと妻と二人で登ってきたもんで…今回で山はやめるつもりなんです。」
今年は乙女専門恋泥棒!とか考えながら、お山歩してた自分が恥ずかしくなりつつ、テント場へ。
阿呆なオイラでスミマセン…
ダラダラとテントを撤収し、戸台へと帰路につきます。
八丁坂を下りきったところで、オイラの足首に激痛が発生!
ギョワヮワァ!
「どうした?!」と、トータス。
よく分からんが…靴擦れ?
くるぶしの上が痛い!
シャレにならん!!
靴のプラスチックが割れたんでしょうか?
ゴリゴリと踝の上の骨を削るような痛みが発生…
歩いているうちに、本気でシャレにならない痛みが!
ここで初めてストックを取り出し、恐る恐る歩きます。
トータスと立場逆転…(^_^;)
ヒィィ…
モギョォォ…
プギョラゲキョォ…
一歩踏み出す度に骨を削るような痛み。
声にならない悲鳴を上げながら、歩きます。
ホントに痛かったんです。絆創膏とか意味ない感じで踝の上が腫れあがっちゃいました。いらないと思って、アプローチシューズも用意してなかったので、靴の履き替えもできず…いっそのこと、テントシューズに履き替えようかと思いました。
ほうほうの態で、ようやく戸台に戻ります。
普通に歩く3倍は時間かかった感じです(^_^;)
タクシー呼ぶかね~ と、橋本山荘へ向かいます…が、電気が消えてて真っ暗。人のいる気配がありません。携帯電話を取り出すと、圏外…。
…
…
仙流荘まで歩くしかないか…と、トボトボ歩きます。
すっかり日も暮れてきて、真っ暗に。
「ねーねー 駅まで戻ったとしてさ。今日中に東京に帰れるかね?」
と、トータスが。
18切符の鈍行じゃ無理だねぇ
特急に乗れれば何とか…
「乗れなかったら?」
明日の仕事、遅刻確定かな…
トータスの会社は正月休みでしたが、オイラは仕事だったので。
車道をテクテク歩いていると、後ろから車が一台近づいてきます。
脇に避けたところ、その車が急停車。
「キミたち!朝会った子たちだよね?!」
ほへ? と思い、運転手さんの顔を見ると、奥さんの遺影と登られていた男性が。
「乗って乗って!!」
と、車に乗せてもらうことに。
「いや~!キミたちに会いたかったんだよー!!」
と言う男性。家はどこなの?と尋ねられ、「東京です」と答えると
「僕は千葉なんだよねー
通り道だから東京まで送るよ。」
お言葉に甘えて、長野から新宿まで送ってもらうことに。
その上、夜ゴハンまでご馳走してもらうことに。
いや、ホントありえない展開でした。
3人でゴハンを食べつつ、それぞれ自己紹介。男性(Mさん)から
「実は…お願いしたいことがあるんです。」
はい。何でしょうか?
「初日の出の写真を…頂けないでしょうか?」
奥さんの遺影と一緒に撮った山頂での写真の横に、奥さんが見たがっていた仙丈の初日の出の写真を置きたいので…と、Mさんが。
仙丈ケ岳への登りでオイラたちと話した後、下ってくる人や山頂で会った人たちに初日の出の話を聞いたところ、Mさんが「初日の出を見た」と聞いたのは、オイラたち以外に一人だけだったとのこと。
オイラたちが下山開始したときに、山頂直下に三脚を構えた写真家さんが一人いたのです。
その写真家さんは毎年、同じ場所で初日の出を撮影しているらしいのですが、「今年は1~2枚シャッターを切ったところで、カメラが凍りついて動かなくなって参りました」と言っていたとのこと。
「こんなことは初めてだ」と嘆いていたそうで。
それだけ夜明け前の寒波が厳しかったみたいです。
「誰かに初日の出の写真をもらえれば…と思ってたのに、『初日の出を見た』って人が全然いないじゃないですか。失敗した~!って思ったんですよ。手に入れるチャンスは、もうないな…って。」
車道で偶然、オイラたちを見かけたとき、
「何があっても絶対、逃がすわけにはいかない!」
と思ったとのことw
有無を言わさず、車に乗せられましたしねw
何もかもが凍りつくような寒さの厳冬期 南アルプス。
凍てついた大地でオイラたちが最後に触れた
『ひとかけらの愛』
皆さまは、『大切な人との楽しい思い出』 たくさんありますか?
というわけで、改めて
明けましておめでとうございます!
今年も遅筆&乱文、読みづらい長文な感じで始まってしまいました。
ガンバるつもりだったのに…
今年はどうにか、コメント頂いた皆さまのブログにも遊びに行けたらいいな…と思っております。
tabibito&トータスの『きまぐれ山歩』
本年も宜しくお願い致します!




極寒地獄の中、なんと心温まる話でしょう。うるうる・・・。
ドラマのような恋愛よりも、永遠の恋人っていえるのではないでしょうか。
で、お二人のケガのほどは如何でしょうか。腱の断裂か肉離れか。
(私は膝の半月盤が細切れになり、全部摘出)
無事にご帰還されたのは大変に運が良い年明けですね。
初日の出、残せてよかった。
投稿情報: かもめ | 2009年1 月21日 (水) 12:51
> かもめさん
私は、凍った?右手の薬指、右足の薬指、人差し指の先がほんのちょっと凍った感覚が残ってるだけで、まったく問題なしの状態です。
しかし、旅人は相変わらず冬靴を履いての下山中は・・・とくに小さい石があるところでは・・・同じ状況ですw
下山中右足つま先をフルに使って歩いている痛々しい後ろ姿を見たら、それは・・・つまり、旅人です!w
いろいろな工夫を凝らしているらしいが・・・原因は靴自体なんとかしないといけないのでは?と思う今日この頃w
もしくは、「プギョラゲキョォ…」というやまびこが聞こえたら、「あ~今日も、登ってるんだな」と思っていただければ、旅人も喜ぶかもしれません。
ちなみ、私の大人になっての夢に「お地蔵さん」と書いたことがあったので、この小仙丈ケ岳でその夢は達成されたということですかねww
投稿情報: トータス | 2009年1 月21日 (水) 15:01
二年登山お疲れ様でした!
ステキな出合い?もあったようで
山独特のお話ですよね こうゆうのって
投稿情報: ネコ | 2009年1 月21日 (水) 16:38
感動しましたよー ええ話じゃないですか~!
特に
あの
「どろぼうになりたい」
ってところ・・・w
うそです。ほんと素敵な出会い、初日の出
これはまた行かなきゃですね。
投稿情報: mimi | 2009年1 月21日 (水) 22:32
初日の出綺麗です!(さすが晴れ男!)
そして・・・素敵な出会いは何よりの宝ものですね!きっと偶然ではなくてtabibitoさんの人間性が素敵な出来事を呼んでいるんでしょうね!何が起こっても明るく前向きなtabibitoさんを、超マイナス思考な私は尊敬しています!
あまり外出出来なくてもお家でブログを見ていると私もお山に行った気になれて楽しいです♪
投稿情報: ma-chan | 2009年1 月22日 (木) 00:20
> かもめさん
知り合った方は、奥さんのことがホントに大好きだったんだなぁ…
と思える感じでした。(とても面白い方でした)
私の靴は…何なんでしょう?
下りのときだけ、グリグリくる痛み!
ホント参りました…(^_^;)
> 膝の半月盤が細切れ
想像するだけで痛いです…
気をつけないとですね!
投稿情報: tabibito | 2009年1 月22日 (木) 02:06
> トータス
靴の自力補修は諦めて、修理に出そうか考え中…。
あー それから…
忙しいのは重々承知してるけど、たまにでいいから
なんか記事も書いてよw
投稿情報: tabibito | 2009年1 月22日 (木) 02:11
> ネコさん
ホント、山ならではですよね。
街中だと、こういうことってないですもんねー。
投稿情報: tabibito | 2009年1 月22日 (木) 02:13
> mimiさん
卒業文集、読み返すとですね。
何じゃこりゃ…って。
幼い頃から、こんな私でスミマセンw
投稿情報: tabibito | 2009年1 月22日 (木) 02:16
> ma-chanさん
人間性…どうなんでしょう?
実際は、腹黒ニンゲンかもしれませんよ~。フフフ
基本的にどんなことがあってもマイナス思考に
ならないんですよねー。超楽観主義です。
たぶん…何にも考えないで生きてるからだと思いますw
老若男女問わず、私の周りの人は「しょうがないなー」
って世話焼いてくれる感じです。
年だけとって、子供な感じですね…いかんなぁ(^_^;)
投稿情報: tabibito | 2009年1 月22日 (木) 02:31
初日の出、綺麗に見えてますねー。
こちらの方が、仙丈ヶ岳の朝焼けも見えてよいですね。勉強になります。
山頂は逆にガスで、綺麗に見えなかったです。
拾って頂いた方、写真家ですかね。
下り途中に同じような話しを登っている方から聞きました。長衛荘に飾られている写真を撮影している方が、シャッターが押せなくなって云々。
何年も登っているが、こんな寒いのは初めてだ、云々と言っていたそうで。
ちなみに、私も、足先うずきました。
投稿情報: atsu510 | 2009年1 月22日 (木) 08:47
> atsu510さん
おはようございます!
たぶん、同じ方とお話されたんじゃないでしょうか?
話好きな方だったので、片端から話しかけてた
のではないでしょうか?
山頂、ガスだったんですねー。ほんのちょっと場所が
ズレただけで、見え方が違うのは、なんとも面白いですね。
しっかし、あそこはホント冷えましたねw
投稿情報: tabibito | 2009年1 月22日 (木) 09:18
こんばんわ。
バッテリー見付からなくて、ホントに残念ですね。
トータスさんが無事、この世に帰還できただけでも幸い?
足、結局なんだったのでしょう?
靴摺れですか?
投稿情報: K'sとうちゃん | 2009年1 月22日 (木) 23:39
> K'sとうちゃん
こんばんはー
そうなんです。バッテリー…(泣)
下山時に靴の足首部分がクニャッと曲がるような感じで、
中のプラスチックのようなものが、ゴリゴリこすれるんです。
そこに当たっていた部分が、ポッコリ腫れてました。
うまく説明できませんが…
折れ曲がっているような部分を何か緩衝材で踝の上に
当たらないようにすれば、使えるかなと思ってるんですけどね。
素直に店に持っていって見てもらった方がよいのは、
分かってるんですけど、修理とかで靴を持っていかれてしまうと
雪山には行けなくなるし…というジレンマがw
投稿情報: tabibito | 2009年1 月23日 (金) 00:31
tabibitoさん、こんにちは。
薄いスポンジ(?)で出来た包帯がありますよ。
私が靴で苦しんだ時、その包帯で厚みのある緩衝材を作り、踵に貼って歩いてました。
それでも、痛かったですよ。
お山歩きですから、距離を歩きますしね。
擦れる感じはどうしても残りますので。
真皮までベローンといってしまうと、シャレになりません。
靴の修理って、1週間程度で終わらないのでしょうか?
投稿情報: Ksとうちゃん | 2009年1 月23日 (金) 17:45
> Ksとうちゃんさん
リストバンドを足首の当たる部分に着けてみたり
したんですけど、やっぱりゴリゴリしますね…
真皮までベローンは、いやですー (^_^;)
修理依頼することにします。
投稿情報: tabibito | 2009年1 月25日 (日) 02:14