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小娘の初登り@竜ヶ岳

オイラの周りで、お山歩を趣味とする人はトータスただ一人。ずっと独りでお山歩を楽しんできたのですが、一年ほど前からトータスと行くようになってから、『誰かと一緒に登る』ということも、とても楽しいことなのだと気付きました。

そんなわけで周囲の人たちに、お山歩の楽しさを説いて回っているのですが、「楽しそうだけど、自分には無理」。こういう返事が返ってくるばかり。最近になり、職場の女の子が「山に行ってみたいですー」と言ってきました。

聞くところによると、小学校の遠足で筑波山に行ったことがあるとのこと。おなかが痛くなったので、みんなが登っているのを眺めながら、その子だけロープウェーで山頂まで行ったということで、幼少時も含め、山登りの経験が全くの「0」ということが判明。一抹の不安を感じますが、初めてのお山歩なら、なんとしても楽しんでもらいたいものです。

当初は高尾山にしようと思ったのですが、当日はガッツリ晴れそうです。もうちょっと遠出するかと山梨の竜ヶ岳をお山歩することに決定します…が!ここで、職場の人たちから様々な忠告が入ります。

「ちゃんと説明しないと、あの子はミニスカートミュールで来ると思うよ?」

いやー 危ないところでした。歩きやすい運動靴、動きやすくて汚れてもいい格好をしてくるように伝えます。

「汚れてもいい服ですね… わかりました!
お姉ちゃんの服を借りてきます!

待ち合わせの時間を伝えます。

「朝早いですねー ちゃんと起きれるかなー」

時間に遅れたら、オイラ一人で行ってしまうからね!と釘を刺します。

当日になり、オイラが遅刻したのですが、元気一杯、本栖湖に向けて出発です。

オイラとトータスだけだった「きまぐれ山歩倶楽部」。(勝手に命名w)
3番目の隊員となった(?)この子を便宜上、「小娘3号」と名付けておきます。

小娘3号の服装をチェック。薄手のパーカー、七分丈のズボン。スニーカーに、パンプスインタイプの靴下で生足をさらしています。

えっと… 暖かい服にハイソックスを履いてくるように言ったよね?

「だって~ tabibitoさんの言う服装じゃ、かわいくないもん!

アハハ そっかー かわいくないかー
オイラ、ファッションセンスないもんなー

おまえを蝋人形にしてやろうか。

そんなこんなで、登山口に到着。快晴の青空の下、本栖湖が青く輝いています。

2メッチャ晴れー!

本栖湖キャンプ場のバンガローが立ち並ぶ中をテクテクと歩きます。小娘3号も元気一杯。

整備の行き届いた登山道で、とても歩きやすい。

3

ホントに気持ちいい♪

登山口から、ずっとしゃべりっぱなしの小娘3号。ついてこれるようにと、のんびりのんびり歩いてきましたが、かなり余裕がありそうです。徐々にペースを上げてみます。

まだしゃべってるな… もうちょいペースアップするか

まだしゃべってる… もうちょい大丈夫か

しゃべらなくなった! このへんが限界かな?

小娘3号の状態は、「おしゃべり」という指標があるので、トータスと違って非常に分かりやすいw

足元を見ると、リンドウがちょこんと咲いています。この時期じゃ、もう花は見れないかなと思っていたので、ちょっとうれしい!

4花を見ると和みますね

視界の開けたところに出ると、ドドーンと富士山が!

5

丸見え!

「マウント フジ~~~!!」 ヒートアップした小娘3号が叫びます。

6小娘3号 富士山のポーズw

富士山を見てテンションの上がる小娘3号とオイラ。
二人で森のクマさんを唄いながら、登っていきます。

少し進むと東屋が見えてきます。ここらでちょいと休憩することにします。

7いい眺めだなー

小娘3号、ここまでは順調に登ってこれました。そろそろ疲れも出てくる頃ではないでしょうか。大丈夫かな?と声をかけると

「平気ですよー 私、ハタチですよ!
tabibitoさんより、若者ですよー 元気元気ー!」

アハハ そっかー オイラより若いもんねー
オジサンとでも言いたいのかなー

おまえを蝋人形にしてやろうか。

東屋で富士山を思う存分眺めました。再び、山頂目指して出発です!

8

山頂までもう少し!

小娘3号が、しきりにオイラに訴えかけます。

「おなかが空きましたー おなかのムシが怒ってますー グーグー鳴ってますー」

前日、朝ごはんをしっかり食べておくように言っておいたのに、オイラの言いつけを守っていない小娘3号。

道端のススキを口に入れてやろうかと思いましたが、山頂に着いたら、ご飯だからねー と、なだめながら登っていきます。

9綿菓子みたいで、おいしそうです。

もうちょっとで山頂かな?というところで、小娘3号に先頭を歩かせることにします。せっかくの初登山です。山の頂に立つ喜びを先頭で味わってもらいましょう。

10

ガンバレ ガンバレ!

広々とした山頂の広場に着くと同時に

「ふ~じ~さ~ん!!」

はしゃぐ小娘3号。

11富士山に向かってダッシュ!w

オイラも転がっていた丸太の山頂碑で記念撮影してみます。
周りの人に聞いたところ、以前、雨やら風やらで抜けてしまったのだそうです。

12うりゃーw

さっそく山頂のベンチでお昼ごはんの支度をします。

バーナーを取り出し、お湯を沸かして、まずはコーヒー。自宅で下茹でしてきた野菜と鶏肉をジップロックから取り出し、クッカーに入れたら、コンソメで味を調えます。あっという間に野菜たっぷりコンソメスープのできあがり♪

同じベンチに座っていたご夫婦が興味津々に話しかけてきます。

「なるほどねー そういうふうにすれば、山の食事もいろいろ楽しめるわね。今度、私たちもやってみるわ!そういう下準備をマメにできるなんて、いい旦那さんになれるわよ!」

オイラ、料理するの好きですからね。これが

三十路を過ぎた独身オトコの底力ですよ!

おなかも一杯になったので、下山の準備に取り掛かります。

「寒いですー」

小娘3号の足に鳥肌が立っています。薄着で風に吹きさらされているのだから、当たり前です。ザックからオイラの上着を取り出し、着させます。

行きの電車で、忘れ物はないか聞いたときに

「はーい!ちゃんと化粧ポーチ持ってきてますー」

オイラの問いかけに対し、常に斜め45度上をいく答えを出す小娘3号。山では、化粧ポーチよりも上着の方が大事だということに気付いてもらえる日が、いつの日か来ることを信じたい。

富士山を眺めながら、サクサクと下山していきます。

13バイバイ 富士山

怪我もなく下山して、小娘3号の初山歩も無事終了。
1回滑って、尻モチついてたけどw

時間にも余裕があったので、本栖湖畔をお散歩です。

15 何かいるかなぁ?

14水がきれい!

河口湖温泉で疲れを癒し、ほうとうを食べたことがないという小娘3号をつれて「小作」へ。おいしく頂きました。

~ 帰宅後、トータスに連絡 ~

…という感じだったよ。今回のお山歩は。小娘3号も初めての山歩だし、楽しんでもらいたかったからさ。日帰り山歩で、久しぶりにバーナーまで持っていったけどね。楽しかったー!って言ってもらえたから、よかったよ。『また山に行ってみたいですー』って言ってたしね。

「そっか。よかったじゃん。ところでさー

一年前、tabibitoに連れて行かれたオレの初登山は富士山で、

ゴミを拾いながら、下山道から登らされた上に、

食料が『ミンティア』のみだったのは、何でかな?」

そりゃー 最初につらい思いをしておけば、後々楽になるじゃん?
いい思い出になってるでしょ?

男と女で扱いが違うのは当然のことなのである。

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コメント

まず最初の
> 当日になりオイラが遅刻
というのがかなり笑えたんですが、連続して
> お前を蝋人形にしてやろうか
で爆笑しました(笑)
小娘ちゃんかわいいですね。準備不足や予測の甘さって最初の頃は誰にでもある事だし、好奇心が旺盛なのが素敵だと思います。
それにそんなに楽しそうに喋ったり喜んだりされるのって誘った本人もかなり嬉しかったんじゃないですか?
優しい目で子供を保護引率してあげる大人のようなtabibitoさんでした。
※トータスさんの気持ちもわからなくはないですが…(笑)

私も口を開けば山の話ばかりしているので、近頃では音楽やファッションや日常の話じゃなくて必ず山の話題を振られる事が増えました。
(そんな私も以前は小娘ちゃんだったわけですよ)

「楽しそうだけど、自分には絶対無理」
 ↑この言葉が当たり前なんですよね。

小娘ちゃんには次回「肌に傷がついちゃうからズボンは足首まで隠れるものにしてね」って教えてあげてください。また一緒に登る日を楽しみにしてます。小娘ちゃんの成長が見たい気分になりました。

> プカプカさん

こんにちは!

小娘は、人の話をちゃんと聞かない子で…w
記事には書いてないですが、飲み物は持ってきたかい?
と聞いたら、「はーい!」と言って、取り出したのが
紙パックのココア…全身脱力な感じでしたw

顔を合わすと、また山に連れていけーと言うので、
どこかに行くと思います。そろそろ雪の時期なので、
どうしたものかと悩んでいますが…

私も周りの人には、山の話ばかり振られます。流行とかに
スゴく疎くて、話についていけないということもありますがw

職場で小娘の話を聞いて、私も連れていって!と言ってきた
女の子がいました。輪が広がったらいいなと思っています。

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