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赤岳 雪上散歩 No.2

(赤岳山行の続き)
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サブザックに必要なものを入れ、地蔵尾根に取り付く。
たしかに急斜面ではあるが、それほどでもない。
雪も締まっていて、アイゼンがよく効くので歩きやすい。

3
上へ参りまぁす♪

40度以上ありそうな斜面をアイゼンとピッケルを効かせて
直登する。メッチャ楽しい!!

この時点でトータスはバテ気味になっており、オイラの後には
続かず、トラバースしながら巻き道でオイラの待つ地点に
登ってくる。

アンパン食べて体力回復していたオイラは、絶好調☆
ガンガン登ります。写真を撮りながら、ひたすら登ります。

地蔵尾根最後の難関もあっさりスルー。
この場所でうっかり足を滑らせると…

1 あの世への引越し完了?

行者小屋から1時間ほどで地蔵ノ頭の稜線に到着。

トータスが「ここで休憩させてくれ」とリクエスト。
山頂までは、まだ少しあるが下山時の体力がなくなって
しまっては困るので、大休止することにする。

通常だと、この稜線上は強風が吹き荒れるので、
ゆっくりしていられるような場所ではないのだが、
風も緩やかで本当に気持ちがいい。

ザックをおろし、コロッケパンをモグモグ。
遥か遠くまで見渡すことができ、自然と顔がほころぶ。

7 サイコー!! (≧▽≦)


山頂に向かい、ズンズン歩いていくと赤岳展望荘の人が雪降ろしをしている。翌日は悪天候が見込まれるので準備をしているのだろう。

6 風が雪の斜面を巻いて、幻想的な情景を織りなしている。

頂上への最後の斜面を登っていき、反対側から下りてきた3人組のパーティーと挨拶を交わす。今夜は展望荘泊まりとのこと。
頂上はもう目の前だ。

8

5 山頂の景観を楽しんでいると、急にガスが出てきた。
ホワイトアウトされたら、さすがに笑えない。

下へ参りまぁす♪

ガンガン下ります。ひたすらテントを目指し下り続ける。
2週間ほど前に登山者が滑落して 500m落下した事故が
あったのは、この辺か。

振り返ったら、トータスがいなかった…

な~んてことがあったらどうしようかと思い、チラッと
振り返る。ヘッピリ腰気味だが、トータスはちゃんとついて
きている。よかったよかった!

まあ、いなくなってたら

2人で登ってたのは 気のせいかな?

ってことにしますけどねw


タリラリラ~ン♪ 鼻唄交じりにスキップしながら
下りていくと、登ってきた3人組のパーティーがいた。
3人とも、なぜか口が半開き状態。

こんにちは!

挨拶をするが、応答なし。聞こえなかったのかな?
もう一度言ってみよう。

こんにちはー!!

ようやく応答があった。3人ともロープでお互いを
確保しながら、恐る恐る登っている感じ。
そんなに腰が引けてたら、どれだけ安全確保しようと
よけいに危ないと思うのですが、どうなんでしょう…

サクッと危険地帯を抜け、テントはもう目と鼻の先。
天候に恵まれたこともあり、思っていたより楽に
登頂でき、とても満足♪

あとは、夕飯を作って明日の硫黄岳に備えるだけ…
トータスが後ろから声をかけてきた。

「シリセード、すごいし易そうじゃない?」

雪も締まっていて、トレースがちょうど滑り台のように
なっている。やろうやろう!

ピュ~♪

停まろうとしたところに穴凹。
避けようとした瞬間、アイゼンの爪が穴に引っかかる。

くき°

見たこともない角度に左足首がひん曲がる。

(゚-゚ ) ……。

うん! 見なかったことにしよう!

立ち上がってみる。

痛くない…

そうか! オイラの関節は柔らかいんだな!

歩いてみる。

○▲※□~~!!!! (゚Д゚) ギャボー

トータスが口をあんぐりさせる。

「なんで こんなところで怪我するん?」

ちょ 調子に乗りすぎたかな…


足を引きずり、テントの中へ。夕飯の支度にかかる。

雪を溶かし、水を作る。コーヒーで一息入れたあと、
野菜たっぷりコロッケカレー&ひじきの煮付にコーンスープ。
ビールで乾杯☆

夜が更けるにつれ、どんどん天候が崩れてくる。
風と雪の吹き付ける音がテント内に響きわたる。

この吹雪じゃ、怪我がなくても硫黄岳は無理かな…
朝までに痛みが引けばいいけど…

寝袋にもぐり眠りにつく。

足の痛みは刻一刻と増していた。

悪夢の始まりである。

(続く)

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